内容・概要
今、ほんとうに必要なのはマザー・テレサの知恵なのかもしれない。慈愛に満ちたマザー・テレサの美しい愛と祈りの言葉を集めた一冊。読んだ人、誰もがマザー・テレサからの心温まる愛と癒しを感じ、自分だけでなく、愛する人や大切な人、隣人などを暖かい気持ちにさせてくれます。日本語版序文には、マザー・テレサと親交があった上智大学外国語学部教授シリル・ヴェリヤトS.J.氏が寄稿。また、日本語版では、オリジナルのイギリス版にはないマザー・テレサの写真(口絵カラー8枚、本文モノクロ6枚)を入れて、愛する人や大切な人への癒しのギフトブックとしても最適。
目次
日本語版序文 シリル・ヴェリヤト S.J.
はじめに フィラデルフィア大司教 アンソニー・ベヴィラクア枢機卿
第1章 沈黙の実りは祈り
家庭を愛で満たしなさい
神な沈黙の友
毎日祈りなさい
第2章 祈りの実りは信仰
あらゆる命は神にとってかけがえのないもの
信仰は神の賜物(たまもの)
わたしは天国へ途上にある
第3章 信仰の実りは愛
あらゆる愛の行いは祈りである
第4章 愛の実りは奉仕
第5章 奉仕の実りは平和
訳者あとがき
マザー・テレサ(Mother Teresa)
1910年8月26日アルバニア人を両親として、当時のユーゴスラビアのスコピエに誕生。
3人兄弟(兄、姉)の末娘として生まれる。本名・アグネス・ゴンジャ・ボアジュ。
1928年10月12日 ロレット修道会に入会。
1928年12月 インドへ向けて出発。
1929年 1月 6日 カルカッタに到着。
1931年 5月24日 初誓願宣立。修道名は「幼きイエスのシスター・マリア・テレサ」。
1937年 5月24日 終生宣願宣立。ロレット修道会の慣習から「マザー・テレサ」と呼ばれる。
1946年 9月10日 ロレット修道会を退会し、カルカッタのスラムで働く許可を長上と、ローマに願う。
1948年 8月 8日 ロレット修道会を退会。
1950年10月 7日 「神の愛の宣教者会」が、カルカッタの教区で承認される。
1963年 3月24日 男子の「神の愛の宣教者会」設立。
1965年 2月 1日 「神の愛の宣教者会」教皇認可を受ける。
1971年 1月 6日 教皇パウロ6世より、「ヨハネ23世教皇平和賞」を受賞。
1979年12月10日 ノーベル平和賞受賞。
1997年 9月 5日 マザー・テレサ帰天。
2003年10月19日 教皇ヨハネ・パウロ2世によって列福された。
著者プロフィール
清水紀子(Noriko Shimizu)
上智大学大学院博士課程修了。現在、上智大学非常勤講師。
おもな翻訳に『17歳からの聖書の読み方』『世界中の子どもたち』(以上、主婦の友社刊)がある。