内容・概要
世界の科学者は地球的課題に国境を越えて取り組んでいる。
科学者の国際連帯は世界平和に貢献。
科学者の国際連帯を支える今日の国際合意も解説。
【目次】
特集 科学者の国際連帯
まえがき 小野 一
言葉の玉手箱 鬼頭昭雄,名嶋義直,山本富士夫,小金澤鋼一,編集委員会
気象学と気候科学における国際協力 鬼頭昭雄
「フクシマ」以後の日本と世界
―市民科学の役割と連帯への課題 鴫原敦子
「沖縄」から発信する平和研究の可能性
─なにをどう発信するのか,なぜ沖縄から発信するのか 名嶋義直
戦争体験の継承と21世紀の平和運動 山本富士夫
学際研究・市民科学の国際連携に向けて
─問題の比較分析の重要性 中塚 武
基礎科学と平和外交 IAU戦略計画と天文文化による試み
─グローバリズムとユニバーサリズムを目指して 縣 秀彦
グローバル共同研究の最前線,宇宙物理学の場合 今井 裕
ウズベキスタンにおけるSTEAM教育支援 小金澤 鋼一
乾燥地域における農業支援 藤巻晴行
資料:科学者の国際連帯を支える国際合意 編集委員会,小野 一
談話室 講義を通して学生と考える原子力と核燃料サイクル 宮永崇史
レビュー 気候危機の下で「総合治水」を継承する「流域治水」に求められる課題 土屋十圀
〈科学者つうしん〉
〈編集後記〉(羽部朝男)