内容・概要
学校では「理科の時間がつまらない、わからない」という子どもたちが増えています。こうした、今日の問題点をさぐり、創造的な実践と理論をささえる自然科学教育の専門誌が「理科教室」です。1958年創刊以来、編集委員は学校現場の教員によって構成され、現場での実践を大切にしながら、すべての子どもに保障すべき自然科学教育の内容を明らかにようと編集にあたっています。毎号、子どもがいきいきする授業づくりのための実践と理論、実験観察等の情報を提供しています。
【目次】
エッセイ 実験のチカラ 横山 光 巻頭口絵 対面・実物・実感!〜4年ぶりに対面での全国大会・埼玉大会 本誌編集委員会
ここがポイント!理科の授業 小学校3年 ものの重さ 野末 淳
小学校4年 物の温度と体積 小幡 勝
小学校5年 振り子のきまり 内海 勝也
小学校6年 大地のつくりと変化 吉田 学
実践記録 中学校2年 電磁誘導の授業〜導線が磁力線を横切ると〜 川島 健治
授業研究 小学校5年 「磁石・電磁石」をつないで考える(その1/3) 生源寺 孝浩
特集 特別支援教育と自然科学教育 主張 ひとりひとりに向き合った理科教育を 箕輪 秀樹
1 えっ、なあに?楽しそう!やってみたい! 矢島 健思
2 驚きや楽しさから、分かるよろこびをめざして 玉山 巧
3 特別支援学級(中学校)での飼育体験 小石 和成
4 知的障害児学級 地震・火山・火成岩授業と地球歴史絵巻物づくり 木本 安彦
5 特別支援学校における理科の実践・この20年 溝呂木 務
6 肢体不自由学校で楽しむサイエンス 中谷 幸希
理科教師日記 久しぶりの学級担任、そしてA君との出会い 忰田 正志
東京物理サークル日韓合同例会の開催 鴨下 智英
視点 ベテラン・退職者の重要な仕事を自覚したいと思う 生源寺 孝浩
教師は、概念形成過程の研究者・専門家である 松井 吉之助
*行ってみよう科学探険 佐野市葛生化石館(栃木) 奥村 よほ子
読者のひろば
理科サークル東西南北
科教協だより「4年ぶりの対面実施 全国研究大会埼玉大会 開催御礼」 石井 登志夫
読書室『きたかみがわ』 読書室『生物に学ぶ敗者の進化論』
教育情報「中学校及び高等学校教員免許状取得のための履修要件見直し」 興治 文子