内容・概要
茶道をする人々が知っておくべき、やきものの基本的な知識を簡潔にまとめた"はじめの一歩"的な入門ハンドブックです。
茶の湯の席で少なからず話題となるのは器として用いるやきものについて。
やきもの=陶磁器の知識は茶席の必須と言ってよい。
一般にやきものは、美術工芸の観点からの書物も多く、これを体系的に把握するのはなかなか難儀。
本書では、茶の湯を愛好する人が知っておくべき基本的な知識を、図解、用語集、人名録、年表などの
かたちで簡潔にまとめ、茶席に携帯して検索もできるように編集した。
茶の湯のやきものを知るための捷径(はやみち)となる便利な一冊。
【目次】
〔本書の構成--目次抄〕
口絵…はじめに/茶碗の部分名称…茶碗のかたち…高台の種類…茶入の部分名称・茶入の糸切の種類…茶入のかたち ほか。
(1) 日本・中国・朝鮮のやきものの歴史
(2)茶の湯やきもの用語集
(3) 主な陶工名鑑 樂家・永樂家・大樋家歴代の作風と印譜
形物香合一
巻末資料 日本陶磁史略年表
茶陶の銘品と出会える全国の主な美術館・博物館ガイド