内容・概要
人気ブログランキングの「政治ブログランキング」で人気を博した「中韓を知り過ぎた男」が一冊の本に。ブログ「中韓を知り過ぎた男」の中から、読者の反響が高かったもの、また、中国と中国人を知るために重要だと思われる記事78を厳選。良くも悪くも、2000年近く付き合ってきているこの「厄介な」隣人をきちんと理解することは、老若男女問わず、今の日本そしてこれからの日本の行く末を考える上で知っておかなければならないことである。
中国、韓国、世界で仕事をしてきたビジネスマンが読み解く日本と中国の様々な問題を、実際に現地でビジネスをして肌身に感じた人間でしか分からない本当の中国人の本質を政治家や評論家には見えない視点で迫る 。また、著者自身が中小企業の経営者ということもあり、中国進出を考えている中小企業の経営者の方には、安易に中国進出を考える前に本書を読んでいただき、中国での「今、目の前にある危機」に対処してもらいたい。
目次
1. 中国出張の思い出「初めての旅」/「ちょっと臭う話」/中国は何でも安い、でも高くつく」ほか
2. 中国人の悲劇の原点
中国との危険なビジネス/中国人脈は両刃の剣/「米国を飲み込んだ中国経済」/中国の行動は、いい加減で、ご都合主義/中韓キムチ戦争/中国人のゆがんだ品性/中国人の「愛国心」/自分の国を知らない中国人/中国軍暴走の恐怖/中国歴史の不都合な真実/中国近代化の挫折ほか
3. エピローグ
中国繁栄の20年、夢幻のごとくなり
著者プロフィール
- 辻本貴一(つじもときいち)
- 1942年大阪生まれ。甲南大学法学部卒業。株式会社MYO元代表取締役。父の会社である㈱バンケル辻本入社(寝具製造卸)。1986年商社を通じて主に中国製の布団カバー,ピローケースを輸入。天安門事件でリスクを恐れた商社が撤退。そこで子会社妙興繊維を設立して1990年「山東服装進出口公司」「河南省絲綢進出口公司」と直貿易を開始。1992年北京市に連絡事務所を設置。その後承徳市を中心に数社の工場で軽衣料(エプロン、デニム、その他)の生産を開始。1993年発注先の威海紡織工業集團進出口公司で新築工事中の別棟工場の案内を受け合弁の話を持ちかけられる。危険を避けるために法人格を持たない契約式合弁を提案して了解を得る。1994年契約式合弁会社(合作)威海妙興工場を立ち上げる。軽衣料を中心にバッグの製造などを始める。中国工賃の高騰と治安の悪化、地方役人の脅しのため2006年完全撤退する。中国でのビジネスにおける様々な実体験をもとにしたブログ「中韓を知りすぎた男」を2006年より開設。中国や中国人の真の姿を知りたい多くの読者に支えられ、人気ブログへと成長。