内容・概要
学校では「理科の時間がつまらない、わからない」という子どもたちが増えています。
こうした、今日の問題点をさぐり、創造的な実践と理論をささえる自然科学教育の専門誌が「理科教室」です。
1958年創刊以来、編集委員は学校現場の教員によって構成され、現場での実践を大切にしながら、すべての子どもに保障すべき自然科学教育の内容を明らかにしようと編集にあたっています。
毎号、子どもがいきいきする授業づくりのための実践と理論、実験観察等の情報を提供しています。
【目次】
●巻頭エッセイ 大阪と神戸のフィールドワーク 山本 理恵
●巻頭口絵 石と賢治のミュージアム 菅原 淳
●ここがポイント!理科の授業
・小学校3年 じしゃくのおもちゃ「ネズミとネコ」 田岡 道吉
・小学校3年 方位磁針は磁石?〜方位磁針を作ろう〜 野呂 茂樹
・実践記録 小学校4年 月の動き 真野 功
・高校2年・生物基礎 「遷移」の時間スケールをイメージできるか 木下 通彦
●特集 酸化還元反応をどう取り扱うか
・主張 小中高の相互関連を意識しながら、酸化還元反応の認識を深めよう 白砂 正士
・1 酸化と還元 小学校の燃焼の授業 小6年 『気体と物の燃焼』 玉井 裕和
・2 小学生に酸化をどこまで捉えさせるか〜小6 物が燃えるしくみ〜 是恒 鴻太
・3 中学校における酸化還元の授業と実験 益田 克行
・4 わたしの「酸化還元反応」の授業 高橋 匡之
・5 光合成と呼吸の学習を酸化還元の視点でとらえてみよう! 大谷 康治郎
・6 高校基礎科目の内容の関連を酸化還元反応の視点から探る 白砂 正士
●いきわく!物理 超簡単! 厚紙を丸めてつくる虹 飯田 洋治
●実験・観察 硫化水素 いやがらずに! 阿子島 充
・アブラナは、5年生の植物単元で素晴らしい教具になる 野末 淳
・科学クラブで大うけ「マグネット吹き矢」 箕輪 秀樹
●視点 子どもたちが課題を解決する授業とは〜「問題解決学習」を考える〜 小佐野 正樹
●行ってみよう科学探険 新潟県立自然科学館(新潟市中央区) 関 静香
●読者のひろば
●理科サークル東西南北
●科教協だより「 教材の中でこどもが主人公になる教育を」 宮崎 真一
●読書室『石は元素の案内人』『光る石 北海道石』
●読書室『新編 空を見る』
●教育情報 「教員採用一次試験の共同実施とその課題」 村上 聡
●次号予告・編集後記
●原稿募集